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医薬品で確かな保湿効果のあるヒルドイドは保険適用外になる可能性も

2019年12月16日
肌に悩んでいる女性

ちまたではインターネットでの口コミがきっかけになって新たな美容アイテムに注目が集まることがあります。従来の使用法とはまったく異なる視点で効能に着目し、ライフハック的意味合いで書き込まれると注目を集めてインターネット空間上に拡散されるというものです。もっとも一時的な注目を集めてはみても、時間経過に従って、人々の記憶からも薄れて忘却のかなたに沈んでしまうのが大半です。このように移り変わりの激しいインターネット空間の書き込みの中でも、意外なほどに現在でも多くのフォロワーたちが実践している美容法があります。それはヒルドイドを美容目的で利用するというものです。

元来ヒルドイドは病気が原因で肌が乾燥したり、創傷や血腫などの治療目的で利用される保湿剤の位置づけです。とりわけアトピー性皮膚炎の治療において重要な位置づけを与えられている保湿剤と評価して間違いないでしょう。激しい痒みをともなう発疹が全身に発生し、痒みのあまりかきむしってしまいキズになったり皮膚のバリア機能が悪化が継続する悪循環になっています。元来アトピー性皮膚炎患者の肌は乾燥しがちで、皮膚のバリア機能も器質的に脆弱です。治療は強さの違うステロイド軟こうを身体の部位に応じて、使い分けるのが治療の主軸です。しかしステロイドホルモンには、保湿効果を望めません。そこで保湿剤のヒルドイドを治療目的で保湿をはかります。つまり後リー性皮膚炎においては、痒みや炎症をコントロールするのと、保湿に心掛けること、この両輪で治療は進められていくことになります。

しかし最近ヒルドイドの保湿剤としての優れた効果を持つことが一分のネットユーザーから明らかになり、アンチエイジングのために肌のハリを維持するなどの美容目的で利用される事例が急増することになっているのです。ヒルドイドはアトピー性皮膚炎などの治療目的で処方される医薬品です。本来は美容目的で、医薬品の処方を受けるのは違法の疑いが濃厚なので、建前論から言えば医療機関で保険適用の元で処方されるのは認められていません。しかし女性の強い需要に応じる形で、皮膚乾燥症の治療目的で処方される事例が間々あるようです。

現在では保険適用の対象とはされているものの、年間あたり90億円以上のお金が保険財政から消えています。厚生労働省も美容目的でのヒルドイド処方は、問題視されており主に公的医療保険者の団体などからは、ヒルドイドを保険適用外にするべきとの提言もなされているほどです。少子高齢化が進み医療保険財政は逼迫しています。限られた資金の中で国民皆保険を維持するためには、将来的に厚生労働省もヒルドイドの処方については、保険適用外になる可能性も指摘されています。
このような現状を受けて推奨されるのは、個人輸入代行サイトなどの通販で購入すると言う方法。通販であれば全額自己負担にはなるものの、美容目的で病院から処方を受ける選択肢を回避できるからです。